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「ニセコ」高級別荘続々 1区画数億円/外資系ホテルも 建設費高騰や人手不足深刻化

 【倶知安】「ニセコ」の名で知られる後志管内倶知安町のリゾート地区で高級別荘の建設ラッシュが止まらない。広々とした設計の戸建てやマンション型が多く、1区画数億円の物件が当たり前になってきた。高級ホテルの建設も相次いでおり、建設費高騰やスタッフ不足といった課題も表面化。地元から懸念の声が上がっている。

 香港系の不動産開発会社ハクデベロップメントは同町ひらふ地区のニセコグラン・ヒラフスキー場そばに今年、7階建てのマンション型別荘「ハク・ヴィラズ」を建設する。4戸のみの豪華な造りで延べ床面積は1戸300~600平方メートル。各戸に露天風呂やバーが付くほか、部屋付きのスタッフが24時間態勢で待機する。2019年完成の予定。

 価格は明らかにされていないが「地区では最高級の物件」(同社)といい、少なくとも数億円とみられる。対象はアジアの富裕層といい、マイケル・チェン会長は「ニセコはまだ世界水準のサービスを提供する施設が少なく需要は十分ある」と断言する。

 こうした開発は外国人観光客が増えたここ10年で急増し、宿泊施設の定員数は年数百ずつ増えている。「職人の奪い合い」(地元建設業者)となり、建設費も高騰。倶知安町は昨年、案内所などを備える「観光中核施設」の入札を2度行ったが、いずれも予定価格を「数千万円」(関係者)上回って不調となり、建設が凍結される一因となった。

 宿泊施設が増え、受け付けや清掃にあたるスタッフの不足も深刻化。接客には英会話が不可欠で、地元の日本人の応募が少ないことが拍車をかける。

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