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札幌11人死亡火災 上川管内の福祉施設はスプリンクラー普及進む

 生活困窮者の支援を目的とした札幌市東区の共同住宅で1月31日深夜に発生し、11人が亡くなった火災は、高齢者が多く住む集合住宅での火災の怖さを浮き彫りにした。旭川市などでは福祉施設のスプリンクラー設置が進むが、今回火災が起きた共同住宅の多くは設置の対象外。小規模の共同住宅は消防の指導対象にもなっておらず、旭川市消防本部は「対策は困難」と頭を悩ませている。(久保田昌子、河田俊樹)
■小規模共同住宅「対策は困難」

 「入居者の命を守るには、万全の対策が必要だ」。火災から一夜明けた1日、旭川市内でグループホームなどを運営する緑ケアライフサービスの板井清春社長(77)は札幌の火災を受け、防火対策の重要性を強調した。

 同社が運営し、高齢者20人が暮らす市内の有料老人ホーム「ライフサポート豊清水」は1月、国の補助制度を活用し約750万円かけ、スプリンクラーを設置した。板井社長は「約200万円を負担したが安全には代えられない」と話す。

 上川総合振興局は管内福祉施設のスプリンクラー設置数を「把握していない」とするが、旭川市などによると、上川中部9市町で設置義務がある337施設のうち未設置は3施設だけ。旭川市福祉保険部は「近年、札幌や長崎で施設火災が相次ぎ、危機意識から設置が進んだ」とみる。

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