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雨竜沼湿原のシカ食害深刻 草花3種7割超の被害

 【雨竜】空知管内雨竜町の雨竜沼湿原で、観光資源となっているエゾカンゾウなどの花がエゾシカに食い荒らされていることが、空知総合振興局などが昨年初めて行った調査で分かった。調査地点で咲いていた花のうち、シカに食べられた食害率は7割以上。ラムサール条約に登録されている湿原の多様な生態系に影響を及ぼすことが懸念され、振興局などは新年度から本格調査と対策の検討を始める。

 もともと湿原内にエゾシカはいないとされていたが、ボランティア団体「雨竜沼湿原を愛する会」(高島光雄会長)が2013年にヒグマ対策用に設置した自動カメラに初めてシカの姿が捉えられた。16年にはエゾカンゾウが満開となった数日後、花だけなくなったのを同会メンバーが発見し、振興局などに報告した。

 これを受け、振興局と道立総合研究機構環境科学研究センター(札幌)が昨年7月と9月に、雨竜町などと実地調査を実施した。7月は、湿原内に1カ所5平方メートルの調査地点を42カ所設定。エゾシカに食べられたエゾカンゾウの花の食害率は73%に達した。9月には33カ所でタチギボウシとナガボノシロワレモコウを調べ、花の食害率はそれぞれ86%、79%だった。

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