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<料理で身近に平昌五輪 心のレシピを語る>《2》カキのチヂミ

■小樽市在住・孫愛連(ソンアイレン)さん=62歳・食品加工会社勤務 父の好物 天ぷら式で

 私は韓国第3の都市・大邱(テグ)の出身です。夫(72)は札幌育ちの在日韓国人。私が大邱のゴルフ場で受け付けをしていた24歳の時、夫の兄がそこに通っていて、私を気に入って「弟と結婚を」と勧めてくれました。

 でも私は、外国で暮らす気はなかった。2年間断り続けましたが、父が病気になったことから「花嫁姿を早く見せよう」と結婚を決めました。夫はこの間、私の写真をいつも持ち歩いてくれていたようです。

 1981年に結婚して、札幌へ来ました。しばらくはなじめなくて、夫がススキノの韓国料理店によく連れて行ってくれました。

 言葉も苦労しました。役所の手続きなどで言葉が通じず、「はい?」と聞き返されると、困ってしまう。2人の息子は、幼稚園で知った日本語の絵本を家でも「読んで」とせがむのですが、つっかえつっかえ読むと「そこはこう読むんだよ」と逆に教えられる。学校の勉強も「お母さんは教えてあげられないから、学校でしっかり聞いてきてね」と諭して育ててきました。

 夫の仕事のため、来札8年後に小樽へ移りました。その頃からようやく、大邱の実家に帰省しても「そろそろ(小樽の)家に戻りたいな」と思えるようになりました。今は日本人で大好きな友人が3人もいる。だから日本が大好きです。

 家では韓国の料理と、日本の料理が半々くらい。冬には北海道で教わったニシン漬けも作りますよ。日本人の友人にもお裾分けしていて、毎年楽しみにしてくれる人もいます。栄養があっておいしい漬物ですね。

 ソウル五輪や、サッカーワールドカップの日韓開催を通じて両国の交流は深まったと感じます。平昌五輪も、距離が縮まるきっかけになるよう願っています。(聞き手・酒谷信子)

 カキは冬が旬ですね。韓国の人もよく食べます。キムチのたれに漬け込んだものもおいしいですよ。亡くなった父もカキが大好きで、「カキのチヂミ」は子どものころからよく食卓に上っていました。

 チヂミには、日本の「お好み焼き」のように具材を混ぜた生地を焼く方法と、「天ぷら」のように一つ一つの具材に衣を絡めて焼く方法があります。

 今回は「天ぷら」式の食べ方です。レンコンやサツマイモ、肉や魚など、好きなものをチヂミにします。ホットプレートで焼くのも楽しいですね。つけだれは今回はちょっと豪華にしましたが、手軽にポン酢などでもいいと思います。

■カキのチヂミ
◇材料(2人分)

 カキ70~80グラム(7、8個)、小麦粉50グラム、卵1個、塩、コショウ、ショウガ汁、パセリ各少々、油、A(しょうゆ大さじ2、酢大さじ1、砂糖小さじ1、ネギのみじん切り、ごま油、唐辛子、いりゴマ各少々)

◇作り方

 《1》カキを塩水で洗い、汚れを落とす。ざるに取って水分を拭き、軽く塩コショウをしてショウガ汁をまぶしておく。

 《2》《1》に小麦粉をまぶして溶き卵をくぐらせ、油をひいて中火に熱したフライパンで火が通るまで4、5分焼く。

 《3》器に盛り、パセリを飾る。Aの材料を混ぜ合わせたつけだれを添える。

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