PR
PR

うなる161キロ 大谷圧巻 重圧はねのけた プレミア12(2015/11/8)

 新設された国際大会プレミア12は8日、札幌ドームでの1次ラウンドB組の日本―韓国で開幕し、日本が5―0で完勝した。
 大谷は直球とフォークが抜群だった。6回を投げ、2安打無失点、10奪三振。韓国打線を寄せ付けなかった。
 最も警戒していたのは、今季打率3割2分6厘のヒットメーカー、3番金賢洙(キムヒョンス)。「すごく良いバッター。打席の雰囲気から伝わってくるものがある」。一回2死で迎えると、ギアを上げた。2球目にこの夜最速の161キロを記録するなど直球で追い込み、最後は142キロのフォークで空振りの三振に仕留めた。
 得点圏に唯一走者を背負ったのは五回。2年連続で50本塁打以上をマークした朴炳鎬(パクビョンホ)に右翼線二塁打を浴び、ストレートの四球で一、二塁。立たされた窮地を、最大の見せ場に変えた。「3人を三振に取ればいいかな、くらいの気持ちだった」。直球とフォークを軸に、こともなげに、3者連続三振。ほえながら、グラブを2度たたき、感情を爆発させた。
 高校時代、甲子園で未勝利だったことからも、ここ一番での勝負弱さを指摘されてきた。今季もクライマックスシリーズ初戦で打ち込まれ、「勝負弱いんじゃないですか」と自虐的にこぼしたこともある。
 日本代表で初めて開幕投手の大役を任された。普段は試合当日にならないと緊張はしないが、今回は「前日の夜から緊張した」。
 乗り越えた重圧。「こういう(大事な)場所で結果を出すことはなかった。自分の違う部分が見えた」。大谷がまた一つ、大きくなった。(須貝剛)

どうしん電子版のご案内
北海道新聞 購読の申し込みはこちらから
新聞配達スタッフ募集
ページの先頭へ戻る