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初の開幕投手 大谷、粘投で白星呼ぶ(2015/03/27)

 日本ハムが逆転で楽天を下し、4年連続で開幕戦勝利を挙げた。
 初の開幕投手を務めた大谷は六回途中1失点で勝利。楽天は好投の則本を援護できなかった。
       ◇
 初の開幕投手という緊張感、調整遅れによる不安…。大谷は予想以上の重圧に苦しみながら、我慢の投球で先発の責任を果たした。弱冠20歳ながら、今季は「エース」として投げ続ける―。そんな覚悟を感じさせる投球でチームに白星スタートをもたらした。
 この日最速159キロを3度マーク。直球は走っていた。だが「緊張した。いつもより汗の量が多かった」。気負いでフォームがばらつく。二回無死、連続四球と犠打野選で無死満塁のピンチを招き、1死後、犠飛で先制点を許した。
 ただ、1失点にとどめ大崩れはしない。昨季に比べて成長した点だ。三回以降はカーブを投げることでフォームを修正。コントロールより、「アバウトでいいからしっかりしたボールを投げ込んでファウルにすればいい」と気持ちを切り替えた。目の前のバッターと勝負する姿勢を取り戻し、本来のパワーピッチングがよみがえった。四、五回を三者凡退に打ち取り、味方の反撃を呼び込んだ。
 栗山監督は「フォームもくそもない。バッターをやっつけるのが大原則。どっちが勝ちたいかという気持ちが見えた」と、戦う姿勢を見せた大谷をたたえた。
 六回2死で右ふくらはぎをつり降板したが、それも全力を出し切った証しだ。大谷は「最低限の仕事しかできなかったが、良いスタートを切れた」。チームの柱としての自覚をにじませながら、満員の大観衆の声援に応えた。(福田講平)

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