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大谷、札幌ドーム第1球 栗山監督「投げる姿いい」 入団会見(2012/12/25)

 来季からプロ野球北海道日本ハムに加わり、投打の“二刀流”に挑む大谷翔平投手(岩手・花巻東高)。米大リーグ挑戦の夢はひとまず封印した18歳の大器は、記者会見で「すっきりした。頑張りたい」と、短く、力強く、北の大地での活躍を誓った。
 カメラの放列のなか会見に臨んだ大谷投手は、やや硬い表情ながら背筋を伸ばし、堂々とした語り口。東日本大震災で被災した故郷・岩手のために甲子園で目指した「日本一」を日本ハムでかなえる目標を述べた。
 緊張が解けたのは会見後に訪れた札幌ドーム。背番号「11」が縫われた真っさらなユニホームでマウンドに立つと、笑みがこぼれた。大型ビジョンには「大谷翔平」の文字が浮かぶ。左打席に立つ栗山英樹監督へ「プロ第1球」を投じた。緩い直球で空振り。「投げやすくて感動した」と大谷投手はうれしそうだった。
 近年は成功例をみない投手と打者を両立させる“二刀流”の育成方針に沿って、大谷投手は打席にも立った。投手役の栗山監督は投球を中断してボールをポトリ。「翔平は一生懸命に打とうとする。けがをさせたくない」との配慮からだった。
 指揮官の目に大谷の素質は輝いて映る。「投げる立ち姿がいいね。江川卓さんや桑田真澄さん(ともに元巨人)が醸し出した雰囲気。バランスが良く、スラッとしていて太く、大きく見える」
 現役時代に外野手でゴールデングラブ賞に輝いた名手は、打席の大谷投手に往年の名打者の姿を重ね合わせた。「落合博満さん(元中日など)、篠塚和典さん(元巨人)のように、どこへ打つか予測できない印象を抱いたね」と目尻を下げた。
 日米球界から秋波を送られ、悩んだ息子を見守ってきた父徹さん(50)は元社会人野球選手だった。大谷投手の左打ちは徹さんをまねたという。送り出す父は「離れていく寂しさもある」と親心をちらり。大谷投手は言った。「両親にはたくさん迷惑をかけました。日本のトップで活躍して恩返ししたい」

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