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BCG接種後に赤く 大丈夫? 反応にすぐ大慌てしないで

 <質問> 生後7カ月の長男のことです。結核予防のBCGワクチンを接種し、1カ月過ぎたころから、接種したところが赤くなり、一部にうみのようなものがついています。大丈夫でしょうか。


 <回答> お子さんの外来受診のついでに、BCG接種部位の変化について質問を受けることがよくあります。BCG接種後のさまざまな反応は、他のワクチンと違ってあまり知られていないようです。

 BCGの接種後、通常は2週間ぐらいたってから、針の痕が赤くなったり、しこりができたり、さらにはうみが出てかさぶたをつくることがあります。このような反応はBCGを接種して5、6週間ころに最も強く現れるとされます。これらはすべて正常な反応であり、接種部位の清潔を保ちながら様子を見ているだけで自然に治りますので、心配はありません。しかし、数カ月にわたり、ジクジクしていたり、針の痕が大きくなって潰瘍のようになってしまった場合は、治療が必要なこともありますので受診した方がよいでしょう。

 また、注意しなければならないのは、接種後1週間以内(多くは3日以内)に、接種部位が赤くなったり、しこりができたり、化膿(かのう)したりするなどの強い反応が出た場合です。これは「コッホ現象」といい、すでに結核にかかっている人にBCGを接種した場合に見られる反応です。赤ちゃんが結核にかかっているのかを調べたり、治療が必要になることもあるので受診をお勧めします。ただし「偽コッホ現象」といって、結核でなくても同じような症状が現れる場合があります。BCGを打ったところにすぐに反応が出たからと大慌てする必要はありません。(瀬川雅史=のえる小児科院長)

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