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ルールの崩壊

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 最近、日本の世の中が嫌な時代に入ったと感じさせられるニュースをしばしば目にする。いやな感じの最大の原因の1つに、ルールが強い者によって都合のよいようにねじ曲げられて、不公平な世の中になっていることがある。遵法精神の衰退といってもよい。

 遵法といえば、普通の日本人は統治、管理されるもの、学校で言えば生徒、国で言えば国民が従順に法を守るという意味で理解していると思われる。しかし、国民の側だけでなく、統治、管理する権力者も法を守ってこそ、遵法社会ができる。今の日本、とりわけ安倍政権の下で起こっているのは、為政者、統治者が自分の都合のよいようにルールを伸ばしたり縮めたりすることでルールが崩壊する現象である。一方でルールを拡大していけば、本来規制すべきではないところにまでルールを押し付け、個人を不必要に抑圧するということが起こる。他方でルールを収縮していけば、公権力を持つものがルールを勝手に解釈して自らの義務を免れ、勝手気ままな仕事をするという現象が起こる。2つの現象は、ルールの崩壊という同じ問題の表裏の関係にある…。

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