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最古マリモ標本、北大に 公式発見3年前、阿寒湖で採取

 国の特別天然記念物マリモの国内最古とされる標本が北大総合博物館(札幌)で見つかった。国立科学博物館(東京)研究主幹の北山太樹(たいじゅ)さん(53)が別の調査中に膨大な標本の中から確認した。国内では植物学者の川上滝弥(たきや)(1871~1915年)が1897年(明治30年)に阿寒湖(釧路市)で見つけ、翌年、植物学の専門誌に「毬藻(まりも)」の和名で初めて論文にしていた。見つかった標本の採取記録は94年で、川上の「公式発見」よりも3年さかのぼる。

 北山さんが今年8月、川上のマリモ発見時の標本を探すため、北大総合博物館を訪れた際に見つけた。川上の恩師で、北大植物園を創設した植物学者宮部金吾(1860~1951年)のコレクション約1万点を保管している標本室にあった。

 2点あり、直径はそれぞれ約9センチと約8センチ、厚さはいずれも約5ミリ。長期間保存するため、球状の個体をつぶした状態で乾燥させてあった。もとの緑色は、一部が薄茶色に変色していた。

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