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旭川市教委、給食にPEN樹脂製食器導入 市民団体「安全性、健康面で問題」

 旭川市教委が2018年度から小中学校の給食にPEN(ポリエチレンナフタレート)樹脂製の食器を導入することについて、市民団体が「プラスチックへの逆戻りだ」と反発している。市教委はプラスチック製から磁器製への切り替えを進めてきたが、壊れやすさや買い替え費用の負担増から方針を転換。市民団体は、化学物質を使った食器なので健康への影響はゼロではないとして、安全性の高い磁器製を使い続けるよう求めている。

 市内の小中学校はプラスチック製の食器を使っていたが、健康への影響が指摘され、2002年度から順次、磁器製に変更している。現在、81校中62校が切り替え済みだ。

 PEN食器はプラスチック素材だが、重さは磁器の半分と軽く、壊れにくいのが特長。学校の8割近くで導入済みの磁器に代えて、PEN食器を導入する理由について、市教委は《1》磁器は重く調理員が扱いづらい《2》壊れやすく買い替えの費用負担が大きい―などを挙げる。また、更新時期について、磁器が「破損、劣化時」、PEN食器が「10年」と想定。購入と買い替えにかかる費用を10年間で比較すると、磁器が1億3千万円なのに対し、PEN食器は8900万円と試算した。

 市教委は9月の市議会経済文教委員会でPEN食器の導入を報告。これに対し、「健康被害はゼロではない」として、旭川女性会議、旭川「地球村」、チーム「今だから」、ウィメンズネット旭川の4市民団体が10月5日、磁器への完全切り替えを目指すよう求める要望書を市教委に提出した。

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