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ネットで資金賄い 八工大二高生が絵本出版

 子どもたちが自然に畏敬の念を持てるような妖精の絵本を作りたい-。八戸工業大学第二高校3年の才神玲奈さん(17)が、インターネットで資金を調達する「クラウドファンディング」を活用し、初めて絵本を出版する。13日までに全国から寄せられた155件、約130万円の支援を受け、夢の絵本作家へ第一歩を踏み出す。

 絵本「リクとようせいとふしぎの森」は、小学生くらいの男の子が主人公。かわいらしい妖精たちとの触れ合いを通じ、今まで理解していなかった自然の大切さに気付くストーリーだ。

 「いつかは自分で絵本を出版したいと思っていたけど、学生のうちは経済的に難しいと思っていた」と玲奈さん。3年前から「Lona-Lases(ロナ・ラージス)」の名前で切り絵や水彩画、ペン画を発表してきたが、転機となったのは母・敦子さん(46)の「クラウドファンディングに挑戦してみたら」という助言だった。

 玲奈さんは、実用書でクラウドファンディングの仕組みを勉強し、10月1日から募集を開始。目標金額は絵本の自費出版に最低限必要な100万円に設定し、支援者が選べる金額は3千円から10万円までの5段階とした。絵本が全コース共通の返礼で、金額に応じて水彩画などが増えていく。

 玲奈さんが「ロナ」という名前に込めたのは、諦めなければ夢は必ず「叶(かな)う」という思い。10月23日には、目標金額の100万円に到達した。

 ロナの絵本を読むのが今から楽しみ-。支援とともに寄せられる温かいメッセージがうれしかったという玲奈さん。「出版にこぎ着けたのは多くの人が支えてくれたおかげ。子どもだけでなく大人も癒やすことができるような絵本作家になりたい」と笑顔で話した。

 クラウドファンディングの募集期間は15日まで。詳細については「Readyfor」(https://readyfor.jp/projects/lonalases)へ。

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