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ストライカー対決に期待

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 ジェイが今月4日の練習中に意識を失って倒れた。てんかんによる発作のためだが、本人によると、薬を飲み忘れたのが原因だったという。

 薬をきちんと飲んでいれば症状を抑えることが可能で、日常生活はもちろん、サッカー選手の場合、プレーにも支障はないとされている。彼が活躍することで、同じ病気の方たちに元気を与えることもできるはず。ぜひ、グラウンドに立って勇姿を見せてほしい。

 タイムリーな話題としてそのジェイが、札幌の選手では初めて、10月のJ1月間MVPに選ばれた。

 3試合でチームの6得点中4得点、さらに1アシストも決めるなどの大暴れ。特に柏戦、FC東京戦という強豪相手に2試合連続で2得点して、J1残留をぐっと引き寄せたことが高く評価されたのだ。

 次節の清水戦(11月18日)は敵地で行われるが、選手以上に私も気を引き締めて臨みたいと思っている。現在14位の清水は、残留圏に逃げ込もうと必死で向かってくるはずだし、膝のけがから鄭大世(チョンテセ)が戦列復帰したという。

 先発出場はまだ難しそうだが、途中投入された場合、得点だけを狙うミッション(任務)ほど集中力、嗅覚を高めるものはないから、鄭は要注意である。札幌は、ジェイの出場は多分大丈夫だろう。けがで長期離脱していたヘイスも間に合いそうだし、鄭との「ストライカー対決」が見物である。

 こうした中、J2のJ1昇格争いが佳境に入っている。湘南が一足先に優勝して昇格を決めたのに続いて、長崎が今月11日、讃岐を3対1で退けて2位が確定。自動昇格で初のJ1昇格を射止めた。

 長崎は小さな地方クラブで、長らく経営難だった。それが奮起し、見事にJ1へ名乗りを上げた。札幌は地方クラブの先輩として、しっかりJ1に残留してお手本を見せなければならないが、ちょっと気がかりなのは兵藤が長崎出身であるということだ。何としても引き抜かれないようにしないと…。

 一方、3位から6位までで行われる昇格プレーオフの方は、福岡(勝ち点73)、名古屋(同72点)の両チームが、3位か4位になることが確定しているものの5、6位争いは予断を許さない。徳島、東京V、松本山雅、千葉の4チームが6位までに入る可能性があるという混沌(こんとん)とした状況になっているのだ。

 ここで注目したいのは、札幌から名古屋に期限付き移籍しているDFの櫛引一紀(登別市出身)のこと。名古屋では風間八宏監督に気に入られレギュラーとして活躍している。もし名古屋がプレーオフを勝ち抜いてJ1に復帰したら、櫛引はどうなるのだろうか。J1、J2にかかわらず櫛引本人は、名古屋の風間監督のもとでプレーを続けたいのではないかと思っている。(平川弘=サッカー解説者、元日本代表)

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