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大谷翔平物語

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大人も子どもも、男性も女性も、道内のファンは家族の一員のような思いで応援してきたのではないか。だから、寂しさを感じながらも、新たな旅立ちに心からのエールを送るのだろう▼プロ野球北海道日本ハムの大谷翔平選手の大リーグ挑戦が決まった。球団の了承を得て移籍するポスティング制度を利用する。投打の主力の流出はチームにも大きな痛手だ。それでもあえて背中を押す。栗山英樹監督ら首脳陣も、一人息子を送り出すような気持ちなのかもしれない▼大リーグ挑戦を明言していた大谷選手が日本ハム入団を決めた際、栗山監督は「責任の重さがひしひしと高まっている」と語った。「球界の宝」をいかに育て大リーグに橋渡しするのか、あのころから将来を見据えていたに違いない▼ファンも同じだ。まれに見る才能を努力で開花させる一方、控えめで親しみやすく、黙々と練習に励む姿に引きつけられた。だからこそ、いつか北海道を離れることを知りながら「二刀流」の活躍に声援を送り続けた▼日本ハム入団時、あどけない笑顔で「一流を目指す」と目標を掲げた高校生は5年後、記者会見で「世界一の選手を目指す」とりりしい顔で語った。頑張ってほしい▼栗山監督は言う。「僕が思っている大谷翔平の天井はこんなところではない」。そうだ、ガッカリすることはない。大谷翔平物語の第2章は、これから始まるのだ。2017・11・14

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