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イクラ高騰がくれた小樽プチ旅行

イクラ高騰がくれた小樽プチ旅行

 一粒たりとも無駄にしないぞ。毎年恒例のイクラの醤油漬け作りは真剣勝負。目が粗い餅焼き網にぽったりと重いサケの生筋子をのせ、指先の神経を集中してコロコロと滑らせながらほぐしていく。キラキラなオレンジ色に光る玉がこぼれ落ちていくのがたまらない。誤ってぷちゅっとつぶすと透明度が下がってがっかり。そんな秋のお楽しみも今年は例年の倍ともいう価格の高騰に手を出せずにいる。

 サンマもおかしい。小ぶりでやせている。かわりにイワシやブリが幅をきかせ、まったく調子が狂ってしまう。そんなことばかり考えていたら小樽行きの電車に乗っていた。海のある市場をのぞいてみたくなったのだ。目指した駅横の三角市場ではサケは並ぶものの、生筋子が見当たらない。「ほんとうにないんだろうか?」と思いながら行ったり来たりしていると値札のない2腹が目に入った。値段を聞くと「100グラム1300円」という。観光客が多い場所柄だからか、デパートの食品売り場より高値だ。

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