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北海道新幹線、16年度の赤字54億円 施設維持費膨らむ

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 JR北海道は7日、北海道新幹線(新青森―新函館北斗間、148・8キロ)の実質的な開業初年度となる2016年度の線区別収支が54億600万円の赤字だったと発表した。青函トンネルなど在来線との共用走行区間で施設維持費が膨らみ、収支を圧迫する構造が明らかとなった。

 全国の新幹線の線区別収支は原則公表されていないため、赤字が判明するのは極めて異例だ。輸送密度(1キロ当たり1日平均輸送人数)は5638人。100円の営業収益(売上高)を得るのにかかる費用を示す「営業係数」も発表され、100円稼ぐのに146円かかったことが分かった。

 JRによると、営業収益は116億5300万円に上り、開業初年度とあってJRが15年度に国土交通省に提出した試算に比べ8億円余り上回った。一方、営業費用は170億5900万円で、試算に比べ約10億円膨らんだ。青函トンネルなど共用走行区間は、レールが通常の2本ではなく3本あるため、保線作業に特殊な機器や技術が必要となることなどが要因。

 新幹線の多額の赤字は少なくても数年間続く見通しで、記者会見したJRの小山俊幸専務は「インターネット割引に加え、JR東日本や旅行会社に旅行商品の企画を作ってもらい、少しでも収益を上げていきたい」と話した。

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