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室蘭産のブランド活ホタテ「蘭扇」今年も販売中止 昨年の台風で生育不足

 室蘭漁協は、室蘭産のブランド活ホタテ「蘭扇(らんせん)」の2017年度の販売を取りやめた。昨年8月の台風10号の被害で生育不足となった影響が続いており、数量の確保が難しいと判断した。ただ、稚貝の生育は順調で、同漁協は「来年は出荷できそう」としている。

 蘭扇は海中につるしたかごで養殖し、貝殻の大きさが13センチ以上で変形や汚れのない3年貝。例年12月上旬から1月中旬に水揚げし、同漁協が11月初めから注文を受けて直接販売している。12年度に商品化し、出荷数を伸ばしていた。出荷量は12年度が9トン、13年度は18トン、14年度は21トン、15年度は24トンと伸ばし、全国から注文が来ていた。

 16年度は台風の影響で前年度比9割減の4トンを出荷。同漁協によると、2年貝も台風のしけで傷が付き、半分近くの貝が死んだという。今年は、生き残った貝の育成を試みたが、多くが蘭扇の基準を満たせなかった。

 同漁協経済指導部の後藤裕晶係長(33)は「今年2年貝となる稚貝は状態が良い。来年は蘭扇を復活させたい」と意気込む。

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