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【黒松内】肉、魚介、野菜 焼き物三昧

 JR黒松内駅の目の前。とはいえ、都会と違って暗くなるころには人通りもまばらだが、「新ちゃん」には開店と同時に次々と客が入ってくる。

 藤村諭さん(67)、新孝さん(64)夫妻が15年前に始めた。4年後、地元を離れていた息子の君則さん(38)が戻り、君則さんが焼き台を、お母さんがそれ以外の調理を担当。お父さんは店に立つ傍ら、料理に使う野菜などを自宅の畑で無農薬栽培している。

 まずは定番の焼き鳥から。「串盛り合わせ」を注文すると、肉、魚介、野菜の串が種類豊富に8本出てきた。これで950円とは驚きだ。備長炭ならではの強い火力で素材の味を閉じ込めるように焼き上げるので、どの串も個性が立っている。伊達産ホエー豚を使った豚串はうま味が濃く、ボリュームも大満足だ。

 常連さんに薦められたのは「ネギどっさり玉子焼き」。卵3個分に、串焼きで使う軟白ネギの青い部分がどっさり入っている。甘くて懐かしい味だ。「イカ一夜干し」は函館産のヤリイカを使用。軽くあぶったイカはしっとりとして香ばしく、ゲソまでやわらかい。

 君則さんが、「自分が食べたくてメニューに加えた」と笑う「お好み焼き」は、自家菜園で採れたキャベツをふんだんに使い、山芋や桜えび、豚の腸を揚げた油かすでコクを出し、ふっくら仕上げている。

 「親鳥炭火焼き」は、「黒松内の名物にしたい」と5年ほど前に考案。親鳥のモモと胸肉を自家製のタレに1日漬け込み、炭火で焼いている。若鶏にはない独特の弾力が癖になる一品。

 日ごと寒さが募るこの季節。にぎやかで家庭的な「新ちゃん」が、心まで温めてくれそうだ。

<メモ>
「やきとり新ちゃん」は後志管内黒松内町黒松内210。(電)0136・72・3778。営業時間は午後6時~翌午前0時(午後11時30分ラストオーダー)。日曜定休。50席(禁煙席なし)。駐車場なし。

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