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道産子SL、栃木で人気 3カ月で2・5万人乗車

 JR北海道から東武鉄道(東京)に貸し出されている蒸気機関車(SL)のC11形207号機が、SL「大樹(たいじゅ)」として栃木県日光市で奮闘している。8月の運行開始から3カ月間で約2万5千人が乗車し、観光客に勇姿を披露している。JRも、東武鉄道の社員を研修に受け入れて整備の技術を伝え、北海道育ちのSLの運行を陰から支える。

 「ブシュー」。徳川家康が祭られる日光東照宮にちなみ、将軍の別称の「大樹」と名付けられた207号機が、煙を吐きながら走りだす。東武鉄道の創立120年の1日、臨時運行され、約200ある客席は満員となった。

 東武鬼怒川(きぬがわ)線下今市(しもいまいち)―鬼怒川温泉間の12・4キロを35分かけてゆっくり走る。車窓からは紅葉の始まった日光連山や、悠々と流れる鬼怒川の景色を楽しめる。大樹は週末を中心に運行。東武鉄道広報部の担当者は「乗車率は9割。非常に好評だ」と話す。

 207号機は1941年(昭和16年)製造で旧国鉄日高線などを走り、74年に引退。2000年に臨時列車として復活し「SLニセコ号」などで使われたが、JRが安全投資に経営資源を集中させるため、SLの運行を縮小した15年からは走っていなかった。日光・鬼怒川エリアの活性化を目的にSL運行を検討していた東武鉄道が同機を無償で借り受け、約30億円かけて車両の修理や転車台の整備を進めた。

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