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コンブ不漁、砂が原因 昨夏の低気圧で漁場に堆積 函館

 【函館】コンブ主産地の函館で天然マコンブが著しい不漁になっている問題で、昨夏の台風など低気圧に伴う荒天で、沖の砂が漁場に流入したのが原因とみられることが道渡島地区水産技術普及指導所(函館)などの調査で分かった。漁業者の間で「海の砂漠化と呼ばれる磯焼けでは」との見方もあったが、同指導所は「砂がなくなれば漁場は回復する」としている。

 昨年度の函館の天然マコンブ水揚げ量は前年度比約7割減の415トンで、過去5年間で最低だった。本年度についても「水揚げ量は昨年度より少ない」(函館市)と見込まれている。

 調査は6月、地元漁協の要請で同指導所や道立総合研究機構函館水試が函館市南茅部地区で行った。ダイバーがコンブの漁場となる海底約5メートル付近の岩盤を目視したり、約20地点を水中カメラで撮影したりした結果、コンブの胞子が着床する岩盤の上に砂が堆積しているのを確認したという。

 同指導所は「砂が海流に合わせて動き、胞子が岩に着床できなかったり、生えていた若いコンブが砂にこすれて育たなかったりした可能性がある」と話す。調査結果を受けて、渡島総合振興局水産課は「砂がかぶらないよう、高さのあるコンクリートブロックを設置するなどの対策を今後検討したい」としている。

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