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台風で雪「こんなに積もるとは」車立ち往生、強風で停電

 台風21号は23日昼すぎに北海道に最接近し、道内は大荒れとなった。上空の寒気で山間部は大雪になり、夏タイヤのままだった車の立ち往生やスリップ事故が多発。平野部でも雪が積もった。強風が原因とみられる停電も相次いだ。

 北見市とオホーツク管内津別町にまたがる道道27号の開成峠では、午後3時ごろ、乗用車やトレーラー約50台が雪でスリップして動けなくなり、2時間以上立ち往生した。

 警察官らが駆けつけ、30センチほど積もった雪にまみれながら、車を押して救助した。旅行中だった釧路市の会社員男性(24)は「まさかこんなに積もるとは…」とため息をついていた。

 高速道路ではスリップ事故が多発。道警高速隊によると、道央道の岩見沢インターチェンジ(IC)―美唄IC間で、7件のスリップ事故が発生。路面はシャーベット状の雪だったという。いずれもけが人はいなかった。

 オホーツク管内訓子府町では午後6時ごろ、ほぼ全域の約2900戸が停電。特別養護老人ホームくんねっぷ静寿園では、町の非常用発電機を動かしてロビーの明かりを確保し、症状の重い利用者10人を集めた。佐藤正好施設長(62)は「まだ厳寒期ではないのが幸いだった」と話した。

 空の便の欠航も相次ぎ、新千歳では、空港内に設置された大型ディスプレーで運航状況を確認する乗客の姿が目立った。観光で道内を訪れた兵庫県養父(やぶ)市の自営業藤原重寿さん(52)は「台風と雪に一緒に見舞われて驚いた」。根室市では台風による高潮で潮位が通常より約70センチ高くなり、完成したばかりの防潮堤ゲートを初めて閉門。市街地への海水の浸入を防いだ。

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