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日本政治の失われた美徳

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 総選挙の投票日直前なので、特定の候補を応援したり、けなしたりすることは控えたい。選挙の戦い方自体についての感想を並べてみたい。

 選挙戦の中でいろいろな政治家の演説を聞いた。中でも最も印象に残ったのは、不破哲三元共産党議長の話だった。不破さんは1960年代末から長年衆議院議員を務め、多くの自民党政権の首相と論戦を交わしてきた。その経験を振り返り、昔は共産党の批判であっても、事実に照らして重要なものであれば、自民党政権は聞き入れていた。例えば、田中角栄首相は、米海軍の原子力潜水艦からの放射能漏れを測定する仕組みが不備であるという不破氏の指摘を受け、原潜の寄港を数週間拒否した。敵ながらあっぱれというべき政治家が自民党にいたと不破さんは言った。

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