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キーナンバー2020人 保育の質どう確保 「子育て安心プラン」前倒し 待機児童解消、量を優先

 「待機児童解消を目指す安倍内閣の決意は揺るぎません」。安倍晋三首相は衆院解散を表明した記者会見で、保育の受け皿を32万人分上積みする「子育て安心プラン」を2年前倒しし、2020年度までに達成する考えを示した。「女性活躍」を掲げる政府・自民党にとって待機児童解消は喫緊の課題だが、保育士不足の解消などは道半ば。専門家からは「実績づくりを急ぐあまり、保育の質が見過ごされないか」と懸念も上がる。

 札幌市白石区の会社員船橋幸恵さん(39)は7月、生後4カ月の息子を自宅近くの保育園に預けて職場復帰した。来年1月ごろまで育児休業を取りたかったが、入園を希望していた保育園から「徐々に入園希望者が増える。早めに入れた方がいい」と言われ、育休を切り上げた。「成長を見守りたかったが、預け先がなければ仕事はできない。入れたい時に保育園に入れられる体制をつくってほしい」

 4月1日時点の道内の待機児童数は65人と前年同期比29人減。一方、親が認可保育所を希望しながら入所できず認可外を利用したり、求職活動を休止したりして、待機児童に計上されない「潜在的待機児童」は2020人=キーナンバー=に上る。昨年から682人増えた。札幌市子ども未来局は「認可外に子どもを預け、認可保育園の空きを待つ人も多い」と話す。

 

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