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「乳酸菌入り納豆」人気 室蘭・内藤食品社長の娘2人が開発 森永乳業などと異色タッグ

 【室蘭】室蘭の納豆メーカー、内藤食品工業(内藤孝幸社長)が、森永乳業(東京)などと協力して製品化した乳酸菌入りの納豆「だぶるの力納豆」が発売3カ月で人気を呼んでいる。創業62年の家族経営の中小企業と大手メーカーとの異色のタッグで商品が生まれた背景には、「新商品に挑みたい」という社長の娘らの思いがあった。

 新商品は、森永乳業が2007年に開発した「シールド乳酸菌」を道産大豆と一緒に発酵させた。この乳酸菌には免疫力を高める効果があり、納豆菌と一緒に摂取することで高い整腸作用が見込めるという。7月上旬に大丸札幌店や道の駅みたら室蘭、インターネット通販で発売したところ、数量は非公表ながら順調に売り上げが伸び、「スーパーでも扱って」と顧客から要望が来る人気ぶりだ。

 新たな乳酸菌を開発した森永乳業が、これを活用する食品メーカーを探していたことがきっかけ。すでにみそ汁や青汁などが製品化されているが、同社は会員制交流サイト(SNS)で情報発信する内藤食品に興味を持ち、昨年3月に製品開発を持ち掛けた。

 納豆に乳酸菌を加えるという森永の打診に対し、社長の長女で広報課長を務める高橋幸恵さん(30)は「乳臭くなるかも。断るつもりだった」と明かす。

 それを止めたのは次女の内藤祐美さん(26)。酪農学園大時代の研究で乳酸菌と納豆菌が腸内細菌を増やす効果があることを知っていたが、既存の乳酸菌では臭いが強まるため諦めていた。新しい乳酸菌の存在を知り、「夢がかなうかも」と姉に迫ったという。開発中は祐美さんが毎朝ノートを手に菌の量を調整するなど試作を重ねた。約4カ月で納豆の風味を損ねず発酵させることに成功した。

 参考小売価格は3個入り1パック270円。問い合わせは内藤食品(電)0143・22・9345へ。

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