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神様からご褒美

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「神様は乗り越えられる試練しかその人に与えない」。困難にぶつかった人に対するこんな慰めの言葉がある。きれいごとめいて、今までは斜に構えて聞いていた。だが、平昌冬季五輪出場を決めたカーリング女子LS北見の選手たちを見ていると、そんな言葉も信じてみたくなる▼藤沢五月選手は4年前、ソチ五輪代表決定戦に大本命の中部電力スキップとして臨んだ。結果はまさかの敗退。普段「人前で泣いたら負けだと思う」と言っていた負けず嫌いが、号泣した。その後、何カ月もカーリングができなかった▼そのソチ五輪で、道銀チームの一員として5位入賞した吉田知那美選手は、五輪終了直後に戦力外通告を受けた。自信を失い引退を考えたほど。一方、妹の夕梨花選手は、姉ばかりが注目される環境に苦しんだ。「あの悔しさがあるから今、頑張れている」▼チーム加入時に旭川高専生だった鈴木夕湖選手は、練習のため金曜夜に北見へ行き、日曜夜に旭川へ帰る生活を続けた。「やるって決めたから」と、決して泣き言は言わなかった▼そして、ゼロからチームを立ち上げた本橋麻里選手も、当時は「考えが甘い」と批判された。そんな雑音をはねのけ、多くの地元支援者の協力を支えに、わずか7年で五輪切符をつかんだ▼与えられた試練を彼女たちは見事に乗り越えた。神様は来年、平昌でどんなご褒美を用意しているだろう。2017・9・14

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