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徘徊高齢者、増える捜索 帯広SOSネット、既に25人

 認知症の徘徊(はいかい)などで行方不明となった高齢者を地域ぐるみで探す「帯広市徘徊高齢者等SOSネットワーク」の捜索人数が増えている。本年度は既に25人(12日現在)と、ネットワーク制度が始まった2014年度以降で最高だった15年度の27人に迫る。不明者が他町村で見つかる例もあり、市は本年度中に管内の18町村と広域的な連携の仕組みを構築する。

 SOSネットは14年8月に設立。家族の了承を得て不明者の情報を帯広署が市に提供し、市が介護事業所やガス会社、食品や飲料の宅配事業者など264事業所・団体にファクスで連絡、協力してもらう。

 捜索人数は年度によってばらつきがあるが、14年度10人、15年度27人、16年度12人。14、16年度に計4人が遺体で発見されたが、大半は無事に保護された。本年度は15年度を上回りそうで、市は制度が浸透し、利用が増えたためとみる。

 SOS発足後、市や帯広署、地域包括支援センターは、すぐに署に通報するよう呼びかけてきた。捜索の網の目が細かいため、早期発見につながる可能性が高いためだ。協力事業所は当初より32事業所・団体増えている。

 不明者の中には、認知症の初期段階だったり、要介護認定を受けていなかったりで、介護サービスを受けていない人もいる。SOSネットを通じて、支援センターなど身近な相談窓口を知り、サービスを受け始めた人もいるという。

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