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あがた森魚さん、閉校する母校を歌う 11月、小樽・入船小

 来春に閉校する小樽市の入船小は、11月25日に行う閉校式典の後、同校に通っていたシンガー・ソングライターのあがた森魚さん(68)のコンサートを開く。閉校を知ったあがたさんが記念のコンサートの開催を同校に打診して実現。あがたさんは「俺をつくったのは小樽かなと思う。式典でコンサートが行えることはぜいたくなことだ」との思いを胸に歌声を届ける。

 あがたさんは1955年に同校に入学。青森県へ転校する3年生の途中まで、同校に在籍していた。11月に閉校式典が開かれることを知人から聞き、式典に協力しようと、コンサートを開くことを決めた。

 あがたさんは、在校中の担任の佐藤敬子先生(故人)に影響を受けたという。戦後10年に入学したあがたさんは「先生たちは戦後の子供に未来を託そうと情熱を持っていて忘れられない」と振り返る。

 給食に出たヤギのミルクを飲まなかったあがたさんをたしなめる佐藤先生の手をかんだことや、佐藤先生に薦められた映画「海底2万哩(マイル)」を見て感動したことなど、わずか2年強しかいなかった入船小時代の記憶が鮮明に残っている。こうしたエピソードはあがたさんの代表曲「佐藤敬子先生はザンコクな人ですけど」の元になっている。

 あがたさんは「時々ふと思い出し、甘酸っぱい不思議な気分になる。あの時代が持っていたものがいとおしい。ひと言では言えないが、ずっと小樽への思いがある」と語る。コンサートでは、子供たちに思い出話もする予定だ。

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