PR
PR

秋のアザラシ捕獲始動 襟裳岬 深刻サケ食害「死活問題」

 【えりも】襟裳岬周辺に生息するゼニガタアザラシの漁業被害が深刻化している問題で、環境省は6日、秋の捕獲を始め、成獣1頭を捕まえた。捕獲網以外で他の魚と一緒に捕らえられる「混獲」でも2頭を捕獲。春の捕獲は順調だったものの、アザラシによるサケ定置網の被害は減っておらず、全道的にサケの不漁が予測されるなか、漁業者が頭を悩ませている。

 捕獲網は、襟裳岬以東で最も岬に近い定置網の一部に設置。サケを食い荒らす成獣を捕獲するため、サケを追って定置網内に入ったアザラシが外に出づらくなるよう網に改良を加えており、初日の6日は成獣1頭を捕獲。7日は波が高く網をあげなかった。同省の平野淳・えりも自然保護官は「出だしは順調。どれだけ成獣を捕まえるかが重要」と話す。

 同省は、2016年3月時点で襟裳岬周辺に約千頭いるとされたアザラシを、18年度までに8割程度まで減らす計画を進める。

 ただ、漁業者によると、アザラシの捕獲数は増えても、漁業被害は依然として減っていないという。山形利三社長は「被害の割合が高すぎる。岬以外でも被害があるといい、死活問題だ」と危機感を募らせた。

残り:185文字/全文:664文字
全文はログインまたはお申し込みするとお読みいただけます。
どうしん電子版のご案内
北海道新聞 購読の申し込みはこちらから
道新おためし読みアンケート
ページの先頭へ戻る