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J1残留へ若手の奮起期待

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 日本代表が8月31日、オーストラリアを撃破しロシアW杯出場を決めた。

 W杯予選ではオーストラリアに勝ったことがない。アジア最終予選の初戦(昨年9月1日・対アラブ首長国連邦戦)を落としたチームは本大会に出場したことがない。日本代表はこの二つの「負のジンクス」を見事に打ち破ってみせてくれた。

 オーストラリア戦での2ゴールが浅野(シュツットガルト)、井手口(G大阪)という若い2人だったことにも驚かされた。ハリルホジッチ監督が大一番に本田や香川を使わず、若手を抜てきしたため大博打(ばくち)と揶揄(やゆ)されたのだが、結果で見返した格好だ。

 札幌も若手が出て来てくれるとすごく勢いづくと思うのだが、今のところ補強で獲得した新加入選手の石川、チャナティップ、ジェイらには間違いなく刺激を受けている。

 とくに石川は、貴重な勝ち点3を得た仙台戦(8月26日)でベテランらしいプレーをみせた。四方田監督は中盤の守備の強化を期待して本職ではない左ウイングバックで使った。石川はタイトなディフェンスでボールを奪い、そこから攻撃に転じる基軸になって古巣の仙台を大いに苦しめた。

 期待に応えた石川は周囲の選手を動かせるリーダーシップや堅実な守備力、メンタルの強さなどを考えると最終ラインに置いた方がメリットが大きいだろう。

 さらに攻撃力のある福森を一つ前のMFに出して戦うこともありだ。というか本当はその方がしっくりいくのではないか。残留争いを考えると勝ち点を奪うためには少しでも攻撃に厚みを持たせることが必要だ。

 J1残留の法則は試合数と同数の勝ち点を挙げること。これまで24試合戦った札幌の勝ち点は23ポイントで、試合数とほぼ並び順位も14位とまずまずだ。しかし15位以下のチームとの勝ち点差が詰まっているので、残留圏内にいるという安心感はまったくない。

 残り10試合。札幌は2勝3敗5分のペースでいけばJ1残留の可能性が現実味を帯びてくる。つまり勝利はあと二つでいいのだが、ターゲットになるのはホームで戦える新潟戦だ。またアウェーだが広島、清水戦も必勝態勢となるし、意外に相性のいい次節の対戦チーム磐田(9日)も、ホームでやれるので少し色気を出してもいい相手ではある。

 進藤や菅、前(寛之)らはW杯予選で活躍した井手口とユース時代に対戦している。彼ら若手にも井手口を見習って、大いなる奮起を期待したい。(平川弘=サッカー解説者、元日本代表)

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