PR
PR

アイヌ民族の装身具ガラス玉出土 松前・武家屋敷付近で14点

 【松前】渡島管内松前町の武家屋敷跡地付近の遺跡から、アイヌ民族が装身具として使うためのガラス玉が14点発掘された。和人がアイヌ民族と物々交換するために用意したものとみられる。松前町教委によると、ガラス玉はアイヌ民族の遺跡から出土するのが大半で、和人の生活圏から見つかるのは珍しい。発掘を担当する弘前大の関根達人(たつひと)教授は「松前藩とアイヌ民族を結びつける貴重な史料で、ガラス玉の生産地や移入ルートの研究につながる」と話している。

 遺跡は松前城から約300メートルの住宅地や墓地に囲まれた地区にある。江戸時代は近くに武家屋敷があり、ごみ捨て場として利用されていた。関根教授のほか、同大人文社会科学部・文化財論研究室の学生ら14人が、19日から25日まで調査している。

 発見されたガラス玉は直径6、7ミリ。青や赤などの色が付き、穴が開いている。北前船の交易で運ばれた伊万里焼などと一緒に出土し、19世紀の幕末期のものとみられる。

残り:428文字/全文:844文字
全文はログインまたはお申し込みするとお読みいただけます。
どうしん電子版のご案内
北海道新聞 購読の申し込みはこちらから
道新おためし読みアンケート
ページの先頭へ戻る