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道東滞在、涼しく仕事 体験移住好調 若い世代に広がる

 シニア層が夏場、避暑で一時滞在する道東に、首都圏のIT企業社員やデザイナーら若手も熱い視線を注いでいる。冷涼な気候や豊かな自然の中で、喫茶店やコワーキングスペース(共有仕事場)など好きな場所で仕事をしたい考えだ。こうした新たなスタイルで働く人は「ノマド(遊牧民)ワーカー」と呼ばれる。気分を変えて効率良く働き、成果を上げられると期待は大きい。

 地域活性化のため道内の各自治体が進める体験移住事業で、道東は一歩先行。道がまとめた2016年度の体験移住の利用者(市町村別)は、釧路市が1311人で6年連続1位。2位の登別市(190人)を大きく引き離した。3位は十勝管内上士幌町(151人)、5位は根室管内中標津町(84人)、8位は根室市(69人)で、道東の4市町が上位の10位に入った。

 断トツの人気を誇る釧路市は09年度から、官民を挙げて家具付きのマンションやホテルでの受け入れを本格化させた。旅行会社が体験移住と連携したツアーを売り出すなど、後押しした。7~9月の最高気温の平均が21・1度と冷涼な気候が人気を集め、体験移住の利用者は初年度は約40人だったが、16年度は約30倍と大幅に広がった。他の自治体に先駆け、06年度に体験移住者向け住宅を用意した中標津町は過去3回、1位になっている。

 利用者の大半は60代以上。釧路市で96%を占めるが、体験移住は若い世代にも少しずつ浸透している。

 釧路市は15、16の両年度、ネット回線やコピー機などを備える「サテライトオフィス」を試験的に開設してノマドワーカーを支援。本年度は官民組織の「くしろ長期滞在ビジネス研究会」が、コワーキングスペースの利用料を年間で最大2万円助成している。

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