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ふるさと納税 返礼品に墓掃除代行 道内12市町が導入

 ふるさと納税の寄付の返礼品に、墓の清掃代行サービスを盛り込む自治体が増えている。故郷を離れ、先祖の墓参りが難しい地元出身者らの利用を見込む。少子高齢化などで墓の維持管理に悩みを抱える人が多いこともあり、道内で少なくとも12市町が取り組んでおり、お盆を前に希望が寄せられている。

■「帰れない」高まる需要

 苫小牧市の市営高丘霊園。8月上旬、苫小牧石材協同組合の関係者が、清掃の希望があった墓石を丁寧に拭き、草取りをした。献花や焼香をして、写真を撮って寄付者に報告した。

 苫小牧市が「地元出身者に還元できる」と墓の清掃を返礼品に加えたのは2015年。作業は組合に委託する。2万円以上、寄付すると、サービスが受けられ、16年度は1件、17年度はこれまでに2件の希望があった。

 横浜市の団体職員脇田彩さん(32)は5年ほど前に亡くなった母の祖父母の墓の掃除を頼んだ。ホッキなどの特産品が並ぶ返礼品の中で目に留まり「お墓のことは気になるが、仕事があって、なかなか苫小牧に行けない。せめて、きれいにしてあげたい」と申し込んだ。

 ふるさと納税の総合サイト「ふるさとチョイス」を基に北海道新聞が調べたところ、道内で返礼品に墓の清掃代行サービスを盛り込む自治体は苫小牧、石狩、根室、紋別、網走、士別の各市と、十勝管内の幕別、池田、豊頃、留萌管内増毛、根室管内標津、檜山管内江差の各町の少なくとも12市町。15年度の2市町から急増した。

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