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戦禍免れた日米親善人形 アルコット来日90年 せたな

 【せたな】せたな町内北檜山区の町情報センターで展示されている日米親善人形「ルイーズ・アルコット」が今年、来日90年の節目を迎えた。住民の機転で、戦禍を免れた「青い目の人形」は、優しい瞳で平和の大切さを訴えている。

 米マサチューセッツ州で生まれた身長約50センチのアルコットがやってきたのは、リカちゃん人形が登場する40年前の1927年(昭和2年)5月10日。日米親善の証しとして、米国の世界児童親善会から現在のせたな町にある太櫓小に贈られてきた。

 日米開戦の要因の一つとなった「排日機運」が高まっていた当時、親善会が相互理解を深めてもらおうと、全米の子どもたちに人形の提供を呼び掛けた。集まったのは計1万2739体。このうち道内には643体、せたな町に4体がやってきた。

 しかし、十数年後、日米は戦争状態に。人形は「敵国人形」「仮面の親善大使」などと呼ばれ、焼かれたり、竹やりの的にされたりしたという。このため、現存しているのはごく一部に限られている。

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