北海道でもカビに注意 高気密住宅に潜むわな 小まめな換気と掃除で防ぐ

 気温上昇とともに湿度も上がり、カビが発生しやすい季節を迎えた。カビは生育に必要な条件がそろうと繁殖する。発生後に放っておくとどんどん広がり、壁紙や床が傷むだけでなく、アレルギーを引き起こすこともある。部屋の換気を行い、ホコリをためないなど、カビが発生しやすい条件を断つことが対策のカギだ。

渋谷潤さん

 食品工場の衛生管理などを手がけるイカリ消毒札幌営業所長、渋谷潤さん(42)は「カビは微生物。ごく小さい胞子を飛ばして繁殖します」と特徴を話す。カビは胞子の状態で空気中に漂い、湿気や栄養など生育の条件がそろうと菌糸を伸ばして繁殖する。
 なぜ発生するのか。渋谷さんは「繁殖しやすい条件があり、整うといつでも発生します」と説明する。その条件は①温度②湿度③酸素④栄養―の四つ==。

結露を繰り返す住宅の窓枠に発生したクロカビ(イカリ消毒提供)

■湿度60%超で活発に

 カビにとって繁殖しやすい温度は20~30度で、人が快適に感じる温度とほぼ同じだ。さらに、湿度が60%以上になると繁殖が活発になる。繁殖には酸素と栄養が必要で、食べ残しや人間の髪の毛、皮脂など身近なものが栄養となる。温かく湿っていて、床にほこりがたまり汚れている場所などはカビの温床となりやすい。
 身近なカビの種類には「クロカビ」と「アオカビ」がある。...
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