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室蘭港の貨物線路、4年ぶり使用へ

(01/27 16:00)

約4年ぶりに使用されることが決まったJR貨物の専用線路

約4年ぶりに使用されることが決まったJR貨物の専用線路

 【室蘭】室蘭のJR陣屋町駅から室蘭港崎守埠頭(ふとう)までの貨物専用線路が2月3日、約4年ぶりに使用される。廃用となった石油輸送タンク貨車などをミャンマーに輸出するためで、関係者は「貨物線路の新たな活用法につながれば」と期待を高めている。

 輸出されるのは、レール運搬車12両と石油輸送タンク貨車14両。レール運搬車は、道新幹線の整備に関連し約2年前から、青函トンネル内に新幹線用のレールを運搬。石油輸送タンク貨車はJX日鉱日石エネルギー室蘭製油所から札幌などへの製品輸送に使用してきた。いずれも売却先はミャンマー政府。

 現在、レール運搬車は函館に、石油輸送タンク車はJR東室蘭駅にあり、JR貨物道支社が2月3日に室蘭港崎守埠頭にある「陣屋町臨港駅」まで搬送。4〜7日に大型クレーンで線路から埠頭に移す。船積みされるのは3月以降の見込み。

 JR貨物の専用線路はJR陣屋町駅から分岐する約1キロで、1944年に供用開始。主に白老町の日本製紙白老工場へのチップ輸送に使用されてきた。同工場が2008年4月にトラック輸送に変更したため、以降は使用されていなかった。線路は現在、雪に埋もれている場所もあり、JR貨物道支社は除雪、点検を行った上で貨車輸送を行う。

 同支社は輸出場所として室蘭港を選んだ理由について、「船積み場所まで近く、陸送コストがかからないメリットがある」と説明する。

 今回の輸送作業以降の専用線路の具体的な利用計画はないものの、輸送作業の一部を担当する室蘭開発は「埠頭まで貨物線路が延びている港は他に聞いたことがない。今回の輸出が線路活用策につながれば」と話している。(阿部浩二)

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