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日本画「夕張」堂々 東京で炭鉱美術展始まる(2009/11/05)

横山操が描いた重厚な日本画「夕張」(浅利文哉撮影)

横山操が描いた重厚な日本画「夕張」(浅利文哉撮影)

 「炭鉱」を主題とする美術作品を紹介し北海道、九州の旧産炭地の再生につなげようと、「文化資源としての〈炭鉱〉展」が4日、東京・目黒区美術館で始まった。絵画、写真など60人の作家の計約400点が展示され、三つのフロアすべてが「炭鉱」アート一色に包まれている。

 「炭鉱」がテーマの美術展は都内では初めて。展示作品では、戦後日本画壇の風雲児と呼ばれた横山操の「夕張」(1958年)が、縦1.8メートル、横4.5メートルと圧巻。「炭鉱のたくましく骨太な面が強調された作品」(目黒区美術館)という。

 写真では炭鉱の過酷さ悲惨さを撮った土門拳の「筑豊のこどもたち」や、対照的に子供たちの生き生きとした表情を撮影したアマチュア写真家安藤文雄さんの作品群を「夕張のこどもたち」として展示している。

 また、三笠市出身の美術家川俣正さんは、「景」と題するインスタレーション(架設展示)によって、炭住街を再現した。

 夕張育ちの演出・脚本家今野勉さんらによる全15回の炭鉱講座や炭鉱映画祭も開催する。12月27日まで。問い合わせは同美術館(電)03・3714・1201へ。

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