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<今年の顔2011>鈴木直道さん 全国最年少で夕張市長に当選(2011/12/13)

全国最年少で夕張市長に当選した鈴木直道(すずき・なおみち)さん(30歳)

全国最年少で夕張市長に当選した鈴木直道(すずき・なおみち)さん(30歳)

 全国唯一の財政再生団体の夕張市に、日本一若い市長が誕生した。

 4月の市長選の結果にまちはわいた。メディアが青年市長の一挙手一投足を追いかけ、本人も「夕張の宣伝になるなら」と、積極的に応えた。

 埼玉県出身の元東京都職員。応援職員として、2008年1月から2年2カ月間、夕張市に派遣された。「共に汗を流し、涙した仲間がいる」。その仲間たちに背中を押されて出馬し、初当選した。

 夕張市は今後16年で322億円の赤字解消を目指す財政再生計画に縛られ、独自の政策を実行する自由はない。市立診療所の建て替えなど、難題も立ちはだかる。

 選挙から8カ月がたち、就任当初の熱狂は冷めつつある。もう「夕張の宣伝マン」だけではいられない。自治を取り戻すため、再生計画の期間を短縮する「国との戦い」に臨まなければならない。

 国、道に「夕張を地域再生のモデルに」と訴え、戦いの舞台は整えた。来年から、3者協議が始まる。

 「まずは国の官僚に夕張の実情を理解してもらいたい」。大学時代はボクシング部員。3者協議という「リング」でどんな戦いを挑むのか。

 (文・高須賀渉 写真・諸橋弘平)

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