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サステナって、そうなんだ!

第6回 文化のサステナってそうなんだ!


 世界の研究者や市民が6月23日から7月11日まで北海道大学に集まり、地球と人類の未来、持続可能性(サステナビリティ sustainability)について議論を深めました。ここでは、今注目のキーワード「サステナビリティ」についてわかりやすくご案内します。


第6回 文化のサステナってそうなんだ!


【愛は地域を救う? 文化と地域の二人三脚】


■文化は地域発展に欠かせないパートナー

 芸術やイベントなど、いわゆる文化活動の発展は、地域の発展に深く関係しています。例えば北海道では、東川町の「写真の町」というキャッチフレーズによるまちおこしや、2008年に復活した夕張市の「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」など、地域発展と文化活動は強く結びついています。北海道大学では、7月5日に「地域の繁盛は文化から」という題目でシンポジウムを開催し、文化と地域が豊かに、持続的に関わり合う道を考えるというテーマで議論を行いました。自治体の経営悪化などで独自の努力が求められているなか、文化と地域が互いに発展し続ける(サステナ)ためには、地域に根ざした文化活動と、文化の舞台となる地域が支え合うことが求められているのです。

■地域を元気にしよう!「エコツーリズム」

 「エコツーリズム」という言葉を聞いたことはありますか?

 これは、目的地で環境になるべく影響を与えないようにしながら自然や文化を体験・学習し、さらに目的地の発展につながる観光として、最近注目を集めている取り組みです。例えば、私たちの住む北海道は、たくさんの自然に恵まれているほか、小樽の運河や富良野のラベンダー畑などの見ごたえある観光スポットが多く存在しています。でも、旅行業者が提供する従来型ツアーの多くは、「観光スポットを訪れる」ことにとどまって、環境保全や地域の発展はあまり考えられていませんでした。ただ「北海道の自然」を楽しむ観光ではなく、「緑豊かな北海道」の自然も歴史も文化もすべて体感して楽しんで、さらに環境に配慮する。そんな観光を地域が中心となって考えていくことが、持続可能な地域発展には必要だと言われています。

■大切なのは、土地の文化や自然を愛すること

 地域の文化には、歴史のなかで傷つけられたり失われたものも多く存在します。北海道では、これまでアイヌ民族の先住民族としての歴史や文化を充分に尊重しないまま、多くの問題をそのままにしてきました。アイヌ民族の歴史や文化も含めて、北海道の歴史や自然を考え、興味を持って学んで、愛して、後世に伝え、さらに創造すること。それが、北海道に暮らす私たちにとっての「文化のサステナ」につながるのです。テレビやファストフードなどの普遍的・画一的な文化に埋もれがちな、身近な地域や文化のサステナ、この機会にぜひ考えてみてください。

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