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洞爺湖サミット 外国人に見せたい日胆自慢

<1> 大湯沼川天然足湯=登別温泉 (2008/04/27)

自然の中で温泉気分

 登別温泉街から北西へ約一キロ。大湯沼川沿いの探勝歩道を進むと、硫黄のにおいと湯煙が立ちのぼる白濁したせせらぎが現れる。天然の足湯。足をつけるだけで、体中が暖まると評判だ。

 泉源の一つ、大湯沼から流れ出る川をそのまま利用。登別市は「天然の川を利用した足湯は、道内でもここだけ」と胸を張る。自然の中で温泉気分を味わえるとあって、連日、観光客や市民でにぎわう。

 もともとは、地元の人だけが知る場所だった。一般に知られるようになったのは、登別市が二〇〇五年一月、台風による倒木で作ったテーブルやいすを川べりに整備してから。昨年五月にはすぐそばの沼「大正地獄」で、二十三年ぶりに熱湯が噴出、大湯沼川に高温の湯が流れ込み、注目度が上がった。多い日で一日三千人が訪れたという。

 年間三百万人が訪れる登別温泉。外国人観光客は増えており、〇五年度は台湾や韓国を中心に、過去最高の十八万人が訪れた。登別観光協会は「宿泊施設からあまり外出しない日本人に比べ、積極的に遊歩道などを散策する外国人の間で、知名度は高い」と分析する。足湯を知らない日本人観光客を引き連れてくる外国人もいるほどだ。

 外国人に人気のわけがもう一つ。登別市で英語指導助手(AET)を務める米国人のブレンド・ムハさん(23)は、「服を着たまま温泉に入れるのも魅力」と語る。欧米では人前で裸になることが基本的になく、温泉に入るのは、初心者には勇気のいることだという。

 ムハさんは「登別温泉に宿泊する予定の北海道洞爺湖サミットの米国政府代表団も、天然足湯なら気軽に温泉気分を味わえるはず」と話す。

 足湯の温度は、冬場は三四度程度と低めで、夏場は四五度と高い。登別市観光室は「三七、八度になる四月から六月が最適。鳥のさえずりを聞きながら、心も体も癒やされて」と薦める。(上野香織)


 胆振を舞台に開かれる北海道洞爺湖サミット。胆振・日高管内の観光名所や経済拠点などには、世界に通用する多くの魅力や特徴がある。日胆地区のこうしたスポットを、“国際的な”視点から紹介する。

<メモ>

 大湯沼川の探勝歩道は、温泉街からタクシーで5分。徒歩で約15分。大湯沼の駐車場からは徒歩数分。市がいすなどを整備したのは、大湯沼から約300メートルほど下流の約30メートルの区間。問い合わせは登別観光協会(電)0143・84・3311。

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