検証 3季目のレラカムイ
<下>観客減 ファン定着へ課題残す (2010/03/31)
ホームの試合会場でかつての熱気が冷めつつある。道内で開催したレラカムイ戦の平均観客数は昨季の3521人より400人以上少ない。チーム成績とともに運営会社にとってショッキングな結果になった。
特徴的なのは1月以降の客入り。開幕戦は3955人を集めた札幌月寒アルファコートドームで、東野ヘッドコーチの「お別れ試合」となった最終戦を除くと全5試合で3千人を割った。チーム成績に比例して、入場者数は下降線をたどったことになる。 一方、参入2年目のリンク栃木。昨季2676人、今季2609人とほぼ同じだが、球団は「不況の影響で観客数は伸びなかったが、プレーオフ進出でチームへの関心は高まっている」と話す。 レラカムイは3季連続の観客数リーグ1位こそ維持したが、プレーオフ進出から早々と脱落した今季、終盤までプレーオフ進出争いをした昨季から大きく観客を減らした。好成績で営業面でも手応えを感じているリンク栃木とは対照的だ。 運営会社の水沢佳寿子社長は観客減の原因を、「成績がすべてではないが、順位の低迷がボディーブローのように効いてくるのは確か」と話す。ファンの声はどうだろう。 1、2年目はホームのほぼ全試合を見たという札幌の会社役員の男性(46)は今季、年明け以降会場から足が遠のいた。「いい選手がいるのに試合が面白くなくなった。ヘッドコーチ交代は仕方ない」という。その一方で「飲食物は持ち込めないのに場内販売の種類が少なく、並んで待たされて結局売り切れが何度かあり、不満も大きかった」と話す。 以前はファンクラブ会員だったが、今季は入会しなかったという札幌の女性(42)は、「5千円以上払って入会しても招待券1枚が付いているぐらいで、毎試合特別料金で観戦できるプロ野球の日本ハムに比べサービスが悪い」と手厳しい。道内のプロチームとしてしっかりと根付くためには、コート上以外にも見直す点がまだまだありそうだ。 (この連載は荒木太郎、工藤雄高が担当しました) レラカムイの成績と平均観客数の推移
ホーム戦平均入場者数
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