どうしんウェブ 北海道新聞

  • PR

  • PR

検証 3季目のレラカムイ
  • 日程
  • 戦績
  • 選手・スタッフ
  •   

    <上>戦力 助っ人、故障者 誤算続く (2010/03/30)

    今季の主将を務めた桜井(左)。左ひざのけがを抱えながらも、全42試合に出場した

     3年目も壁は厚かった。2季続けて8チーム中7位に終わったレラカムイ。その責任を問われ、東野ヘッドコーチ(HC)は今季限りで退任となった。

     昨年10月の開幕前、東野HCの表情は自信にあふれていた。「今季は違いますよ」。折茂、山田、桜井の日本代表を経験した3選手に、米大学で活躍した松井らを加え「過去最高のチーム」と自信を見せていた。

     しかし序盤に10連敗。プレーオフ進出へ「勝率5割」の青写真は、前半戦で早くも崩れてしまった。

     大きな要因は外国人選手の不振だ。マラカー、テイトは2人とも日本でのプレーは初めて。トラベリングの判定基準などに戸惑ったこともあり、東野HCが求めた「2人で35得点」が実現したのは42試合中わずか1試合にとどまった。

     相次ぐけがによる戦力低下も響いた。新メンバーの井上は足の負傷でシーズンの半分以上を棒に振った。要の司令塔もトラブル続き。スピードのある桜井、阿部を同時に出す「ツーガード」で上位進出を目指したが、開幕前に阿部が腰を痛め、控えの伊藤拓郎が契約をめぐる問題で退団。2人しかいない司令塔を同時に出すことが難しくなった。

     東野HCにすれば誤算続きだが、勝負どころで飛び出すパスやシュートのミス、接戦をものにできない弱さも目立ったシーズンだった。それに有効な打開策を打ち出せなかった東野HCも責任を免れなかった。

     運営会社の水沢佳寿子社長は「応援するに値する試合が少なかった。選手に情熱、ハングリー精神が乏しかった」と話し、後任のHCに「プロ意識を選手に徹底できる国際経験豊かな人材」を念頭に交渉を進めている。

     このほか、戦力的にはポイントガード1人を補強し、今季より1人多い13選手で戦う構想だ。これまでより他選手への負担は軽減され、戦術の幅も広がるだろう。

     リンク栃木は参入2年目の今季、初のプレーオフ進出を果たし、明暗を分けた。新体制で臨む4年目のレラカムイはどのような変ぼうを遂げられるか。今季を振り返った。

    mobile
    このページの先頭へ