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北海道らーめん紀行

<6>苫小牧 ホッキラーメン 新鮮な貝 漁師も魅了 (2008/01/08)

自慢のホッキを前に腕をふるう三浦さん。ホッキのエキスをたっぷり吸ったラーメンは自信作だ(西出真一朗撮影)
 苫小牧漁港。苫小牧漁協と卸売市場が入る建物の一階にマルトマ食堂はある。目の前で水揚げされたばかりの苫小牧名物ホッキ貝をふんだんに使ったホッキラーメンは新鮮さが自慢の港の味だ。

 「ラードは使っていません。ホッキが負けてしまいます。みそ味、しょうゆ味もありますが、お奨めはさっぱりの塩味」。店長の三浦秀夫さん(61)は自慢げに話す。

 ホッキ貝を三個も使い、ハクサイやニンジンなど五種類の野菜が入った具だくさんラーメンだ。隠し味にホッキのゆで汁を使った鶏がらスープはほのかに甘い。

 昨年暮れで開店三十五周年を迎えた。ホッキラーメンは四年ほど前から出す。ホッキを気軽に食べてほしくてラーメンにした。

 器はこだわりの楕円(だえん)の丼だ。「貝からラーメンをすすってるみたいでしょ」と三浦さんは笑顔を見せる。

 朝が早い漁港の店の営業時間は午前五時から午後二時まで。地元はもちろん、全国の漁場を転々とする漁師、観光客も早朝から足を運ぶ。

 三浦さんは「遠くは九州から来たイカ漁師も食べに来ました。出会いがうれしいね」としみじみと話す。

 苫小牧はホッキの水揚げ日本一を誇る。市内にはホッキを売り物にしたラーメンを出す店も多い。

 同店ではラーメンだけでなく、約二十種のホッキ料理を出す。刺し身(四百円)はもちろん、苫小牧の家庭でもよく食べるホッキカレー(八百円)も人気だ。熱を加えると赤くなるホッキ。「赤いほど柔らかくてうまいんだ」と三浦さんはいとおしげに見つめた。(西出真一朗)
 
ホッキラーメン 1000円
 
<マルトマ食堂>
苫小牧市汐見町1、苫小牧漁港内、(電)0144・36・2023

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