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教える・学ぶ

定山渓小・中「歯の健康づくり」10年目 2校合同の交流学習会 住民フェア同時開催 (2010/01/20)

地域一体 深まる交流

 札幌市南区の定山渓小学校と定山渓中学校で行われている「歯の健康づくり運動」が本年度で10年目を迎えた。当初は校内での運動だったが、今では地域ぐるみの運動に成長し、歯が取り持つ縁で学校と地域の一体感が増している。(川原田浩康)

内容も多彩に

 定山渓小は2000年、定山渓中は01年に運動をスタート。きっかけは学校歯科医の勧めだった。給食後の歯みがきを中心に、小学校は「歯みがき講習会」や毎月「歯みがき大賞」を贈呈するなどしている。中学では年に2回の検診に合わせて歯についての授業を行うなど、歯の健康づくりに取り組んできた。

 年間最大のイベントは、毎年秋に小学校体育館で行う交流学習会「和・歯・8020(わはは)ワールド」。01年度に小中学校合同でスタートし、08年度からは定山渓地区福祉のまち推進センターの住民向け行事「いきいき健康フェア」を同時開催するようになった。

 本年度の「わははワールド」は昨年11月25日に開かれ、住民も含め約200人が参加した。小学生は寸劇「虫歯予防レンジャー」を披露し、「歯肉炎の原因究明」などをテーマとしたパネル展示やポスター展を開催。中学生は「かむことと生涯の健康」をテーマに授業の研究成果を発表した。健康フェアでは、骨密度測定などの健康チェックや体力測定コーナーが設けられ、多彩な合同行事となった。

優良校を受賞

 昨年12月には、中学校で本年度の内容を振り返る授業が行われた。3年の大橋菜々美さんは「会場がたくさんの人でにぎわっていた」と満足そうに振り返った。生徒会長の陰山紘太君(2年)は「研究発表で、かむことで集中力がアップすると説明すると、近所の人たちがうなずきながら聞いてくれた」と、うれしそうに話していた。

 一方、健康フェアにかかわった福祉のまち推進センターの井口栄子運営委員は「学校も合同開催に積極的。高齢者も子供との交流はうれしいと思います」と話す。

 町内会は小学校と合同で雪中運動会を開くなど、この地区はもともと地域と学校の関係が密接だが、歯の健康づくりを通じ、さらに結びつきが強まってきた。

 こうした運動の広がりから、両校は本年度、道歯科医師会の「北海道学校歯科保健優良校」の最優秀表彰を初めてアベック受賞した。他地域の学校・地域のモデルともなりそうだ。

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