温泉情報
<湯けむり名人の温泉!とっておき> 温泉場の評価は、共同浴場の良しあしで決まるといってもいいだろう。
なぜなら温泉は、共同浴場を中心に発展するのが歴史の習わしであったからだ。かつて大温泉地のにぎわいの中心は共同湯だった。
支笏洞爺国立公園の中央に位置する登別は、日本を代表する温泉郷である。原生林に囲まれた自然環境はもちろん、“温泉のデパート”と呼ばれるほど多彩な泉質と、温泉の生命線である湯量の豊富さで他を圧倒している。
「この湯は、いかにも北海道を感じさせますね」
東京から来たという中年の男性は、相好を崩しながら、気持ちよさそうに息を吐いた。
「そうだろう。わしは室蘭から週に2回通っているよ」
と、73歳になるという常連客。昔から西欧でも、温泉は“若返りの湯”といわれているが、10歳は若く見えた。
登別で唯一の共同浴場「夢元(ゆもと)さぎり湯」は、温泉供給会社の直営施設である。
「サウナ付きで、銭湯より安く本物の濃い湯が楽しめると、週末は札幌からの家族連れや若いカップルが多いんですよ」
と、風呂番の女性。
こんな話を聞くとうれしくなる。露天風呂があるわけでも、外の景色が眺められるわけでもない。湯質で温泉選びする人々が確実に増えてきているようだ。
私はかねてから、「登別に行ったら、必ずさぎり湯にも入りなさい」と、繰り返し語り、書いてきた。土地の人、他の施設に泊まった人との裸の交流の場が共同湯なのである。
地獄谷で自然湧出(ゆうしゅつ)した2本の源泉が、土地の落差を利用した自然流下で3つの浴槽に注ぎ込まれる。まさに究極の風呂だ。
乳白色の湯があふれる「目の湯」は、その色といい、硫化水素のにおいといい、疲れた現代人の癒やしの薬湯だ。これぞ北海道である。
(松田忠徳・札幌国際大教授)
まつだ・ただのり 1949年胆振管内洞爺湖町生まれ。札幌国際大観光学部で温泉学を教えている。現在までに訪れた温泉は4600以上。「温泉教授の温泉ゼミナール」などの著書がある。
(2008/12/21 日曜ナビ)
※含食塩・硫化水素泉(83.6度)など
| 住所 | 登別市登別温泉町60 | ||
|---|---|---|---|
| 電話番号 | 0143-84-2050 | ||
| 露天風呂 | なし | ||
| 日帰り入浴営業時間 | 午前7時−午後10時 | ||
| 宿泊料・日帰り入浴料 | 1週間素泊まり16100円から 日帰り入浴=390円、子供(1−12歳)170円 |
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| アクセス |
JR登別駅から道南バス登別温泉行きで15分、終点下車徒歩2分
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| 動画URL |
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口コミ情報コーナー
THさん| 評価:5点|2009/12/15 17:17
kaiさん| 評価:5点|2009/01/25 20:55
温泉天国大ファンさん| 評価:5点|2008/12/26 21:06
ななさん| 評価:5点|2008/02/08 20:02
温泉たぬきさん| 評価:5点|2007/11/20 22:24
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