どうしんウェブ 北海道新聞

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丸井今井の小林敏彦常務に聞く
小林敏彦常務

「どうしんウェブ」インタビュー

丸井今井の小林敏彦常務に聞く

 民事再生法のもとで経営再建中の丸井今井は、三越伊勢丹ホールディングスの支援で復活を図りますが、旭川、室蘭両店の閉鎖など創業130余年の老舗はさらなる試練に立たされています。「どうしんウェブ」は今年2月以降、皆さんから丸井今井問題に関するご意見、ご感想をいただいてきましたが、再建本格化を前に丸井今井の小林敏彦常務にお話を聞きました。

――投稿を寄せられた方々の意見は「丸井さん」への愛着からか、好意的なものが多くありました。

 「本当にありがたいことです。今回、民事再生法申請で多くの皆さんにご迷惑、ご心配をおかけしました。札幌・大通の地下街にある『道産食品セレクトシップ きたキッチン』や東京の『北海道どさんこプラザ』などで優れた道産品を道内だけでなく首都圏や観光客の皆様に届ける取り組みをしていますが、今後もこうした役目もしっかりと果たすつもりです」

――旭川、室蘭店を閉めることについて様々な意見がありました。

 「地域の皆様にご愛顧いただきながら閉店となり申し訳ない思いでいっぱいです。今後は旭川店の譲渡先選定などが進みますが、各地域にとってダメージの少ない決着となるよう最大限努力してまいります」

――地方の疲弊や、百貨店業界を取り巻く環境の変化などを挙げ「丸井今井はその典型では」ととらえる声も多くありました。

 「決してわれわれの経営責任を他に転嫁するつもりはありません。しかし、小売業界の環境激変も背景にありました。衣食住がなんでもそろう百貨店のビジネスモデルがかつてのように消費者のニーズに合わない側面が顕在化してきたとも言われます。全国各地の百貨店が暗中模索を続けています。ただ、丸井今井の場合、過去に2度の再建策を余儀なくされ、何とか軌道に乗せようとした矢先に、こうした消費構造の変化や、さらに、昨年秋以降の世界的な経済危機と消費不況の波を克服する余力が残っていなかったと指摘されるのも事実です」

――今後、スポンサーの三越伊勢丹との関係はどうなるのでしょう。三越への吸収や一体化で「丸井さん」の看板がなくなるのではと懸念する声もありますが。

 「新会社でのこれからの話になりますが、たとえば、配送、輸送や経理など、主にバックヤード(店舗の裏側)の部分の効率化などが見込めるのではと思います。また、新会社としてのスタート時にも『丸井今井』の屋号は継続されますし、早期に皆様の期待にお応えできる地元百貨店として再生を果たしたいと思っております。ウェブ投稿では今後への期待の声も多くいただきました。私たちもそういった声を胸に再生を図りたいと決意を新たにしています」

(聞き手・メディア局 磯田佳孝)

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