どうしんウェブ 北海道新聞

北の幸 味わいだより

【北見】「畑」育ちの甘いホタテ (2010/08/01)

 オホーツク海―。北見市常呂町の前浜には巨大なホタテの「畑」がある。サロマ湖で育てた稚貝はこの「畑」に放流される。天然ものと同じ環境で3年間育て、4年目に水揚げをしている。

 流氷が運ぶ豊富なプランクトンを食べ、冷たい海で育ったホタテは貝柱が締まっていて、かむとシャキッと音がするほど歯応えがある。このホタテをさまざまな料理で味わえる「レストハウスところ」は、道内外からの客でにぎわっていた。代表の阿保栄一さん(73)は、「この時期はホタテ料理目当てのお客さんが多いんですよ」と話す。

 「ホタテづくし定食」の膳(ぜん)には6種類もの料理が並び、フルコースのようだ。「塩水ホタテ貝焼き」は塩水でホタテを焼いたもの。ホタテ本来の甘みを引き出している。「刺し身」の貝柱は引き締まり、甘みが強い。「耳のキムチ漬け」は上品な味わい。お酒が何杯でもいけそうだ。このほかに「稚貝のみそ汁」や「甘露煮」などがある。

 また、「オホーツク干(ほし)貝柱塩ラーメン」は、網走から稚内まで8市町村の飲食店17店が提供している広域のご当地メニュー。この店でも、蒸し戻したホタテの干し貝柱は生ホタテのようにやわらかく、貝柱のだし汁で作ったスープのうまさが舌に伝わってくる。

 このラーメンのために作られた調味料「オホーツクジャン」をスープに加えると、さっぱりした塩味が濃厚な味に変わり、二つの味のラーメンが楽しめるのもうれしい。ほかに、「ホタテ塩やきそば」やカキ料理、すしなどオホーツクの名物料理がそろっている。

<メモ>

 「レストハウスところ」は北見市常呂町土佐16の12。(電)0152・54・2339。営業時間は午前11時〜午後8時。水曜定休。テーブル・小上がり席計120席(禁煙席なし)。駐車場30台。

北の幸 味わいだより コンテンツ一覧

このページの先頭へ