どうしんウェブ 北海道新聞

観光企画特集=体験・見学で知的好奇心を満たそう

(2)男山酒造り資料舘

江戸時代から日本を代表する名酒として歴史と伝統を持つ男山が開設した資料舘

資料舘2Fには江戸時代の貴重な資料が並ぶ(左)。庭園には四季折々の花が咲き、見物客の目にとまる(右)


江戸時代から続く伝統の味が旭川に

 男山といえば、海外酒類コンクールで、30年間連続でゴールドメダルを受賞している有名酒造メーカー。約340年前の寛文年間、伊丹で醸造をはじめ、江戸時代からその品質が評価され、将軍家をはじめとする数々の歴史上の著名人から愛飲されてきたという伝統を誇る。縁あって正当な後継者として商標や資料すべてを譲り受け、旭川の地に移されたのが、現在の男山である。
 大雪山系の万年雪を源とする伏流水と、清酒醸造に最も適した厳しい寒さの気候風土から醸造される清酒は、全国のファンを魅了し続けている。

哥麿(うたまろ)をはじめ
日本の代表的な美術に登場する男山

 男山資料舘は、340年の歴史とともに日本の伝統産業の一つである酒造りの歴史と文化を伝えている資料舘だ。3階は昔の酒造りの道具を展示。2階の江戸時代の資料室では、貴重な資料、文献、酒器などが見学できる。男山は日本の歴史と文化への関わりが深く、日本の代表的な美術、浮世絵にも登場しており、喜多川哥麿も愛飲していたと伝えられている。資料館には、哥麿の浮世絵も展示されており、男山と江戸文化の深い関係を感じることができる。
 見学の最後は、やはり試飲でしめたい。1階の試飲コーナーでは、無料で清酒を味わえ、売店も併設されているのでお気に入りがあれば購入できる。試飲が目当てなら、公共の交通機関を利用しよう。

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