観光企画特集=「北のお遍路」って、なに?
(3)取材中に「歩きお遍路」の方と遭遇!
まだ数少ない「歩きお遍路」
北海道の大自然の中で自分に向き合う 「北海道八十八ヶ所霊場」は、今年の5月にスタートしたばかりで四国お遍路ほど知れ渡っていないため、巡拝者の数はまだまだ少ない。徒歩で巡拝する「歩き遍路」に関しては、二人ほど参拝者がいるといううわさを眞弘寺の阿部さんからお聞きした時、なんと偶然、その内のお一人が眞弘寺にお遍路姿で現れた。 62歳帯広市在住の男性で、仕事の休みを利用して参拝しているという。「四国のお遍路を徒歩で結願達成し、さまざまな学びを得ることができました。北海道八十八ヶ所霊場のことを知り、やはり歩いて参拝してみようかと。一番札所から順番にまわり、今回2回目の出発でようやく発心の道場二十三の札所をまわることができました。先はまだ長いですね。年内で結願?まだ見当もつきませんね」と、笑顔で額の汗をぬぐった。 これから帯広に戻るというその男性は、「自灯明 法灯明」というお釈迦様の最期の御説法を教えてくれた。自らをよりどころにして生きるという意味だという。お遍路の核心とも言えるだろう。 バイクお遍路で結願達成! 北のお遍路ならではの醍醐味を発見 90ccのオートバイで巡拝し、すでに満願を達成した人もいる。札幌市在住の鈴木勝広さんは、3回に分けて巡拝。1回目は4泊5日、2、3回目は2泊3日というスケジュールで回ったという。鈴木さんも四国お遍路を徒歩で結願。今回の体験談を事務局にメールで報告するなど、67歳とは思えないほどのバイタリティを感じる。 鈴木さんのレポートによると、「北海道のお遍路は、ほとんどのお寺が本堂に座ってお参りできること、開拓時代にお経さえあげられなかった村に入り、共に苦労してきたお寺の役割を知ることができること」などが特徴だという。四国とは違う、北海道ならではのお遍路の醍醐味を実感できたようだ。 「北のお遍路」は、観光というジャンルで考えると、北海道らしい壮大な風景、豊富な温泉、新鮮な食材などとの組み合わせや、マイカーやキャンピングカー、公共交通機関の利用などで、可能性が多岐に広がる。新たな個人の旅行形態として、今後に注目したい。 《お問い合わせ》 ●「北海道八十八ヶ所霊場会」事務局 【住所】上川郡当麻町5条西3丁目15-1 眞弘寺内 【TEL】0166-84-2535 【URL】http://www.88reijyokai.com/ 【E-mail】jimu-tounzan@88reijyokai.com 《北海道八十八ヶ所霊場のツアーを実施する旅行会社》 ●普門エンタープライズ(株)・普門巡礼の会 【住所】札幌市中央区北1条西3丁目 MNビル1F 【TEL】011-221-2326 【URL】http://www.new-holiday.com/ |
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