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新道産米は「ゆきさやか」 北農研が開発 食味安定、寒さに強く (2011/11/26)

 北海道農業研究センター(北農研、札幌)は11月25日、道産ブランド米「ゆめぴりか」や「おぼろづき」の課題を克服した良食味米の新品種「ゆきさやか」を開発したと発表した。気温変化の影響をあまり受けず、食味が安定しているのが特長で、今年は留萌市などで本格的な試験栽培が始まった。品種改良のベースとしても期待されており、北農研は「ゆめぴりかの後に続くおいしいコメが見えてきた」としている。

 一般的なコメのアミロース含有率は15〜20%、タンパク質含有率は6〜8%とされ、それぞれ低いほど、粘り気があり食味がよいとされる。北農研によると、ゆきさやかはアミロース含有率がゆめぴりかの15%に比べ16・4%とやや高いが、タンパク質含有率は同じく6・7%に対し6%と少なめで、食味は同等という。収量は従来品種の「ほしのゆめ」より8%も多い。

 ゆめぴりかやおぼろづきは「きらら397」を培養変異させて開発した種を使用。これに対し、ゆきさやかは、アミロース含有率が低く気温の影響を受けにくい遺伝子を持った「北海PL9」を使っている。ゆめぴりか、おぼろづきはアミロースが高温で低くなりすぎたり、低温で高くなったりするのに対し、ゆきさやかは特に寒さに強く、安定した食味で栽培できるのが強みだ。

 ただ、葉や穂が茶色くなり、コメまで着色してしまう葉鞘褐変(ようしょうかっぺん)病に弱い。風が強い場所ではこの病気が広まりやすく、道の優良品種には認定されなかった。そのため、全道的な普及は難しいが、北農研の清水博之上席研究員(47)は「ゆめぴりかの課題解決の道が見えた。良質な特性を生かせば、さらに発展した品種がつくれる」と話す。

 南るもい農協(本所・留萌市)では今年、本格的な試験栽培を開始。農家7軒が計6・7ヘクタールで栽培し、同市内で販売している。同農協の吉田文彦農業振興部長(43)は「栽培に適した場所なら、品質や収量は安定している。まずは地元で販売し浸透させていきたい」と話している。

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