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北海道マラソンで優勝した 嶋原清子さん、ダニエル・ジェンガさん (2009/09/01)

嶋原清子さん

 喜びのゴールの先に信頼する川越学監督が待っていた。「よくやったな」。優しく肩をたたかれて涙がこぼれた。

 2007年4月、クラブチーム「セカンドウィンドAC」を設立した川越監督と一緒に資生堂から移籍。クラブの会員と一緒に走ることも多くなった。レースでは「応援してくれる人たちの気持ちに応えたい」という気持ちを常に胸に抱く。

 率先して練習する姿は若手の手本になっている。川越監督は「前からしっかりしていた嶋原が、このクラブでさらにしっかりした」と評価。嶋原も「監督は選手を一番に考えてくれる。本当に粘り強い人です」。

 8月6日に47歳になった川越監督が欲しかった贈り物は「北海道マラソンでの好成績」だったという。その約束をしっかり果たした。

 昨年の男子覇者で今年4位の高見沢勝(佐久長聖教員ク)と交際中。2年越しでカップルで頂点に立った。山口県出身。32歳。(荒川岳志)


ダニエル・ジェンガさん

 「沿道から名前を呼んで応援していただき、ありがとうございました」。表彰後の優勝インタビューで、流ちょうな日本語で、応援してくれた人たちに感謝した。

 15歳で母国ケニアを離れ、仙台育英高へ留学。全国高校駅伝では3年連続区間賞を獲得し、全国実業団駅伝には10年連続出場している。身体能力の高さに、日本の駅伝で培った粘り強さを兼ね備えた。

 33歳。所属するヤクルト陸上部では先輩格としてチームを引っ張る。奥山光広監督は「練習はいつも一生懸命になりすぎ。常に周りを優先して考え、日本人以上に日本人らしい性格」と評する。

 母国に妻と2歳8カ月の娘を残し、家族で会えるのは年数回だけ。「現役選手でいる以上、(練習やレースでの)苦しそうなところを見せて、家族に迷惑をかけたくない」と話す。次の目標を聞かれると、「駅伝でしっかり走りたい」と責任感の強さをのぞかせた。(右川英徳)

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